広告コラム

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雑誌に広告を出したい! 覚えておくと便利な基礎知識

雑誌に出稿する前におさえておきたいポイントは、自社の商品をどの層に告知したいのか、また宣伝予算がどれくらいなのかということです。発行部数だけで判断してしまうと告知したいターゲットを絞ることができず、本来のターゲットからぶれてしまう可能性があります。そのためにさまざまな雑誌媒体を研究して、狙いを定めた広告出稿をすることが重要です。

雑誌の発行サイクル

雑誌にはいろいろなジャンルがありますが、発行サイクルに注目してみると、週刊誌、月間・隔週誌、季刊誌、増刷・ムックに分けられます。 週刊誌は毎週発売されるので、短期間でたくさんの人の前に露出することができますが、月刊誌や季刊誌に比べて読者ターゲットを絞りきれていないことが多く、保存性が高い方ではありません。 月刊・隔週誌はファッションやコスメなど市場が大きい業界にターゲットを絞ったジャンルの雑誌または情報誌が主流になります。 季刊誌は月刊誌までの市場がないジャンルで発行されることが多く、月刊誌にくらべて市場をかなり絞り込んだ雑誌が多くみられます。また書店に置かれる時期も長いため、長期の反響を見込むことが可能です。さらに専門性が高く、自社のPR内容と雑誌の切り口がマッチした場合は、目的となるターゲットにダイレクトにアプローチすることができます。 増刷・ムックは単発的な発行物で、雑誌の人気企画を1冊にまとめたり、流行の情報を1冊にまとめたりしたものが主流です。このタイプは月刊誌などの定期的な発行物にくらべて、内容を盛り込んだ雑誌が多く、書店に長期間並ぶことから長期の反響が見込めます。

広告媒体を選択する際は、このように雑誌それぞれに特性があることを理解し、自社の広告内容やキャンペーンの目的に合わせて雑誌を選択することが大切です。

出稿する雑誌選び~発売までの流れ

雑誌に広告を出稿するまでにまず必要なのは、媒体を選定することです。自社がPRしたい商品やサービスの種類、対象とする市場の規模、ターゲットの種類と幅、広告の目的などを明確にし、広告代理店等と連携して、どのような媒体が適しているのか、しっかりと研究します。 自社が希望する宣伝やPRに合う媒体をいくつか絞り込むことができたら、それぞれについて見積りを行います。その際、案件の予算に合わせて、広告代理店や出版社に複数の広告スペースの見積りを依頼しましょう。 出稿する広告媒体が決まったら、広告として掲載するための原稿作成準備に取り掛かります。あらかじめ自社で広告掲載を希望するキャンペーン内容や商品告知内容、販売方法について決定しておき、それに基づいて出版社や広告代理店、制作会社が広告デザインやコピーライティング、写真撮影等により広告制作を行います。特にこの制作プロセスは、いかに顧客ニーズを掴んでいるかや美的センスによって、完成度が大きく左右されます。 そして最後に、入稿したデータ原稿の校正を行い、雑誌発売・納品となります。ただし、広告代理店や出稿する媒体により例外がありますので、スケジュールや工程については最初に確認しておきましょう。

雑誌広告の料金はこうして決まる!

雑誌広告を出稿するにあたって、気になるのが広告料金。広告料金の枠名は、「広告を掲載する場所」、「色数」、「ページ数」の組み合わせによって表記されます。広告・出版業界ではよく使われるワードなので、あらかじめチェックをしておきましょう。

はじめに、掲載場所の種類は以下の9つに分類されます。それは雑誌の裏表紙で最も訴求力が強いとされる「表四」、表紙の裏面となり表四に続く訴求力を持つ「表二」、表四(裏表紙)の裏面となる「表三」、そして表二以降、目次ページまでの見開きスペースとなる「特表二見開」、目次の対向面にある「目次対向」、目次の前ページのスペースとなる「目次前」(特表二見開と同一)、目次の裏スペースとなる「目次裏」、コラムページの対向面となる「コラム対向」、編集ページに対向するスペースとなる「記事対向」です。

次に、色数は大きく以下の3つに分類されます。それは1色刷り(モノクロ)ページを表し通常は黒の単色となる「1C」、4色刷り(カラー)のページを表す「4C」、2色刷りのページを表す「2C」です。4C(カラー)の場合、印刷には基本的にC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の4種類のインクを使用し、この4色を組み合わせることによってカラーページを表現しています。2Cの場合、印刷には基本的にC(シアン)とM(マゼンタ)の2種類のインクを使用しています。ちなみに、スーパーなどのチラシなどは表面フルカラー(4C)で裏面2色(2C)になっているものが多いので、イメージがつきやすいと思います。

さらにページ数の種類は以下の8つに分類されます。それは「1P」、見開き「2P」、観音開きに展開する特殊スペースとなる「観音」、1Pを縦に2分割したひとつのスペースとなる「タテ1/2P」、1Pを縦に3分割した「タテ1/3P」、1Pを横に2分割した「ヨコ1/2P」、1Pを縦に3分割した「ヨコ1/3P」、1Pを横に4分割した「ヨコ1/4P」です。

このように広告の料金は「掲載場所(掲載スペース)」、「色数」、「ページ数(ページのボリューム)」によって決定されます。

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