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企業はSNSを全部やるべき?コロナ禍で重要性増すSNS運用のポイント

消費者と企業を結ぶチャネルとして重要なSNS。コロナ禍でSNSに費やす時間も増え、オンラインサービスや通信販売の存在が大きくなっている状況下で、積極的に活用しない手はありません。しかし、「SNSはたくさんあるから、どれをやればいいかわからない」「結局、運用だけが大変で売上にはつながらない」という声があるのも事実です。

そこでここでは、悩めるマーケティング担当者の方向けに、企業がSNSを運用する上でのポイントとして、SNSごとの特徴や業種別の活用法などをご紹介します。

企業がSNSでマーケティングを行うメリット

なぜSNSマーケティングが注目を集めているかというと、企業が消費者に直接情報を発信でき、商品・ブランドの認知拡大を図ることができるからです。
Glossom株式会社の調査によると、2021年は2020年と比較しても情報収集におけるスマートフォンの利用時間は増加。SNSの利用時間に絞ると、昨年比1割増加しています。また、若年層ほど企業が発信する情報に対する反応度合いが高い傾向があることがわかっています。その一方で「フォローしているアカウント」と「企業広告」への反応には大きな差があることもわかっていて、企業が公式SNSを通じて情報を発信することで、より多くの反応が得られると考えられます。
https://www.glossom.co.jp/news/60f12be1.html

適切なコンテンツ運用やフォロワー獲得など、乗り越えるべき課題は多いですが、その分顧客との密な関係を構築できるのが、SNSマーケティングのメリットです。一人ひとりとのファンと強く長いつながりが生まれるので、LTV(顧客生涯価値)を増やす効果が期待できます。

企業が運用すべきSNSアカウント

SNSも多様化していますが、現在企業SNSとしての運用で候補に上げるべきSNSは、TwitterInstagramFacebookLINEがあります。これらをすべて運用するべきということではなく、SNSマーケティングに求める効果や実際の顧客層に合わせて、最適なものを選ぶことが大切です。

以下、SNSごとに簡単な考え方をまとめます。

Twitter

テキスト・画像・動画などを組み合わせた投稿が可能なSNSで、ユーザーとの双方向のやり取りができるのが特徴です。業種を問わず使いやすいツールです。リプライやダイレクトメール等でコミュニケーションを取りやすいので、企業を身近に感じてもらいやすいです。また、トレンド入りするキーワードやハッシュタグを意識して投稿すると、多くのユーザーへリーチできます。

Instagram

前項でご紹介した調査において、最も利用時間の増加が顕著だったのがInstagram。女性を中心に根強い人気をもち、ビジュアル面での訴求に強みがあります。ライブ配信や24時間で消える投稿機能(ストーリー)など、情報に合わせたコミュニケーションが可能です。

ファッションや飲食店など、写真や画像コンテンツの多い業種にぴったり。商品を使ったコーディネートやその日の店内用の様子、新商品やメニューの紹介をリアルタイムに行うことで、来店やWebサイトへの流入が期待できます。ハッシュタグをうまく活用することで、運用初期でも認知拡大できる可能性があります。

Facebook

30代~40代以上が使うことの多い実名登録制のSNSです。それらの年齢層をターゲットにしたサービスには向いています。ユーザーの家族や友人の投稿を優先表示するアルゴリズムにより、単純な投稿は表示されにくいです。その一方、広告運用を行う際は高いターゲティング精度が魅力なので、ターゲットユーザーを絞って広告配信すると的確なリーチが期待できます。

また、長文テキストを投稿することも可能なので、SEO対策の一環としての活用もおすすめ。お店のウリや地名などを書いた投稿を続けていると、Web検索時にお店のFacebookページが上位表示され、新規顧客獲得が期待できます。

LINE

幅広い年齢層が活用しているLINE。他のSNSとは少し毛色が違い、コミュニケーションツールとしての色が一番濃いのが特徴です。友達登録をしてくれたユーザーに新商品やセールの案内を送ることで、新たな接点を作ることができます。また、クーポンやチラシを発行することで、実店舗への来店や購入を促すことも可能です。

企業がSNS運用するときに気をつけたいポイント

SNSを運用する際に一番注意したいのは、「何を目的にするか」を明確にすることです。ただ「SNSが流行りだしやってみよう」程度のモチベーションでスタートすると、何を投稿すべきかも定まらず、ブランドイメージにも悪影響を及ぼしかねません。先述の通り、SNSにはそれぞれ特徴があるので「何を伝えたいか」を定め、運用するSNSに優先順位を付けましょう。複数のSNSで同じ内容を投稿するのではなく、それぞれのSNSごとに投稿ポリシーを決めて運用すると、統一感も得られ、伝わりやすい投稿になります。

例えば、とある飲食店を想定して、使い分けの一例を挙げてみます。

  • Twitter:旬の投稿(お得情報、新メニュー情報、その日の店舗の様子など)
  • Instagram:新メニューやブランディング(写真などのテイストを揃えて、世界観を演出)
  • Facebook:営業時間・店舗情報や、お店のこだわりなどのテキスト(Webサイトのように、SEO対策を見据えて展開)
  • LINE:既存顧客向けに新メニューやクーポンを案内

また、投稿内容を定める際には「共感」が一つのキーワードです。内容には注意が必要で、一旦「炎上」してしまうとブランドイメージが毀損し、既存顧客まで離れてしまいかねません。不適切な内容を投稿しないように、チェック体制が取れるのが理想的ですね。

SNSを活用して、顧客とつながろう

SNSはユーザーに多角的にアプローチできるツールです。運用の手間はかかりますが、丁寧に対応すると顧客との強固な結びつきが得られ、リピーターや紹介につながります。始めてすぐに数字に成果が現れるわけではありませんが、長い目で見て顧客の育成につながるマーケティング手法だと言えます。各SNSの特徴を理解して、上手に活用しましょう。

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