CTAを使って購買を後押しさせよう!コンバージョンにつながる設定のコツ
Webマーケティングを行う上で、訪問者に購買や資料請求をしてもらうための後押しになるのが「CTA」です。これを上手に設定することで、ページのコンバージョンが大きく変わってきます。
マーケティングの目標としてコンバージョン率のアップを目指している方も多いはずです。サイトへの流入は獲得できているのに、いまいちコンバージョンにつながらない…という場合は、CTAに改善の余地があるかもしれません。CTAを理解し、工夫をこらすことで効果的なコンバージョンアップが見込めます。今回は、CTAの考え方についてお話します。
目次
CTAとは?
CTAとは、Call to Actionの略です。ユーザーに望んだ行動を起こしてもらうためのきっかけを与えるためのエリアのことを指します。
よく見られるのは、ボタンやリンクの形で導入する方法。資料請求をしてほしいのであれば、「無料で資料を請求する」「3分の簡単診断で、あなたにピッタリの資料を手に入れる」などの情報を載せることで、ユーザーを資料請求ページへと誘導します。最近は、画像を配置してよりリッチなコンテンツエリアとして設定している例も多いです。
CTAを設置する場所としては、コンテンツエリアの下部が効果的です。もちろん、ヘッダーのグローバルナビゲーションやサイドバーにも同様に案内を設置している例が多いのですが、ユーザーがナビゲーション部分までしっかり目を通しているわけではありません。コンテンツの内容をしっかり読んで興味が高まったユーザーに、コンテンツを読んだ流れでCTAを提示することで、より高い確率でコンバージョンにつなげることができるのです。
効果的なCTAにするためのポイント
新たにCTAを導入したい、現在のCTAを改善したいという方のために、効果を出すために注意したいポイントをご紹介します。CTAが大切だからといって、たくさんの情報を詰め込みすぎるのはNG。あくまでも「ユーザーの行動を決断する」ことを大切に、ユーザーに寄り添ったCTAの構築を行いましょう。
必ず目に入る場所に設置する
CTAの目的を達成するためには、何よりユーザーに認識してもらうことが大切です。おすすめの場所はコンテンツ下部です。もちろん、ファーストビューやサイドバーへの設置も重要ですが、そこまでしっかり目にするユーザーの数は限られているので、「コンテンツを目にしたユーザーのコンバージョンを獲得する」という観点から設置場所を考えましょう。
ページ下部に設置すると、途中で離脱されたら目に入らない…と思うかもしれませんが、そもそも途中で離脱する人はCTAを目にしても無視する可能性が高いです。コンテンツを最後まで読んだということは、それだけ興味関心を持っているということ。その人に対して魅力的なCTAを設定するほうが、コンバージョン獲得につながります。
ユーザーが具体的な行動をイメージできる内容にする
ユーザーに行動を促すなら、ボタンを押した後にどのような結果が出るのかを具体的にイメージできる内容にするべきです。コンバージョンにつなげるためには、CTAにかかれている内容を実行することで、「自分にはこんなメリットがある」とユーザーに思わせることが大切です。
例えば、「資料請求はこちら」ではなくて、「中古マンションをリノベーションした5つの家族の事例集はこちら」など、より具体的な内容を記載することで興味も高まります。そのためには、どのようなユーザーを対象にCTAを設定するのかを明確化することから始めましょう。
選択肢はなるべく分かりやすく、少なく
アクションを促すには、ユーザーの負担を減らすのが大切です。よくありがちな失敗が、良かれと思ってCTAの選択肢を複数用意してしまうこと。いくつもボタンを提示するとたくさん選べてお得だと思ってしまうかもしれませんが、ユーザーの立場から考えると、選択に迷って結局ボタンを押さずに離脱してしまうだけです。
1つのコンテンツに提示するコンバージョンは絞り、ユーザーが迷わずクリックできる環境を作りましょう。
もし複数の選択肢がある場合は、「関連記事」や「人気記事ランキング」のような形で選択させ、そこからコンバージョンを目指すという方法も考えられます。
視覚的に目立たせる
認識してもらうために、デザインでも一工夫が必要です。ボタンのデザインでもいいですが、それでは埋もれてしまう可能性があります。画像を入れたり、ボタンにしても目に入りやすい色にしたりと、目を引くデザインにしましょう。
緊急性に訴える
今すぐクリックしたくなるような情報を加えるのも、コンバージョンにつながるためのテクニックです。「今すぐクリック」「期間限定」「数量限定」などの言葉を使って、その場で行動を起こしたくなるような表現を取り入れましょう。
CTAを改善し、ユーザーのコンバージョンを後押ししよう
CTAを適切に構成し直すことで、コンバージョン率を高めることができます。未設定なのはもちろん、ユーザーの気持ちを無視した内容になっていたら、せっかくユーザーの訪問が得られても次の行動につながることはありません。
改めて、コンテンツページや広告ページのCTAを見直して、ユーザーにとって分かりやすく、行動したくなる内容になっているかを確認しましょう。Webサイト全体から見ると小さい部分ですが、腰を据えて取り組む価値のある部分です。場合によっては複数パターンを作成して、よりコンバージョンにつながるCTAを検証してみてはいかがでしょうか。