ダイレクトメールに活用したいQRコードの効果とは?
ダイレクトメールは、販売促進やリピート率を高めるために活用されています。その中で、最近はダイレクトメールにQRコードを掲載するお店や会社が増えています。
ダイレクトメールにQRコードを掲載することで、さらなる販売促進やリピート率増加につなげることができるからです。今回は、ダイレクトメールにQRコード掲載することのメリットや効果についてお話しします。
目次
ダイレクトメールにQRコードを使うメリットとは?
ダイレクトメールにQRコードを掲載されるケースが増えているのは、次のようなメリットがあるからです。
QRコードからウェブサイトへのアクセス誘導がスムーズ
これまでは、ダイレクトメールにウェブサイトのURLを掲載しても、わざわざアクセスするのが面倒で、あまりアクセスしてもらえないことがほとんどでした。
しかし、QRコードをスマートフォンなどで読み取るだけでウェブサイトにアクセスできるようになり、サイトへのアクセス率が上がっています。
LINEやSNSなどの友達、フォロー登録が増える
これまでのダイレクトメールは、単純に、キャンペーン開催や特典をつけて来店に誘導したりなどの情報を載せるだけでした。
しかし、ユーザーが普段よく使っているLINEやSNSなどのフォロー登録をQRコードで誘導することで、結果的に販売促進やリピート率増加に繋がっています。それは、普段よく使っているLINEやSNSなどのフォロワーになることで、商品のPR投稿などを目にしてもらえるチャンスが増えるからです。
ダイレクトメールでキャンペーンや特典付きの来店の情報を知ってもらった上で、LINEやSNSなどの情報によって商品のPRやキャンペーンなどを知ってもらうことで、販売促進につながる可能性が高いです。また、コメントでの交流によって企業との信頼感が生まれ、顧客獲得につながるケースが増えています。
メルマガ登録者が増加する
ダイレクトメールに掲載されたQRコードからメルマガ登録を簡単にできるようになったため、以前のような面倒さがなく、メルマガ登録してくれるユーザーが増加しています。
QRコードをスマートフォンなどで読み取るだけでメール画面に移り、空メールを送信するだけでメルマガ登録ができるシステムで、メルマガ登録の操作が分からないユーザーにとってもメリットがあります。
○QRコードからのアクセスで関心度が分析できる
QRコードのURLにアクセス解析のパラメーターを入れることで、ユーザーからのアクセス数を解析できます。それによって、ダイレクトメールを受け取ったユーザーの関心度を知ることができます。
QRコードを利用している年齢層
年齢層によってQRコードの利用率が違います。ダイレクトメールを送るターゲットユーザーがQRコードをあまり利用しない年齢層のユーザーで、効果が期待できないケースもあるため、QRコードをよく使う年齢層を知っておくといいでしょう。
例えば、2016年のLABOLISが行った「DMに関する調査」で、世代別のQRコード利用率について、次のような結果が出ています。
・20代男性 42%
・30代男性 38%
・40代男性 31%
・50代男性 29%
・60代男性 10%
・20代女性 50%
・30代女性 43%
・40代女性 40%
・50代女性 20%
・60代女性 12%
*全世代100人中の割合
これは、20代から60代の5世代で、各世代男女100人ずつにアンケートを取った結果です。
内容はダイレクトメールに掲載されたWebサイトへのアクセス手段についての4択でした。4択の内容は「QRコードでアクセス」「URLでアクセス」「検索窓で検索」「アクセスしない」でした。
この結果から分かる通り、男女ともに20代、30代がよくQRコードを利用していることがわかります。男女別で見ると、若干女性の方がQRコード利用率が高いことも分かります。
そうしたことを踏まえて、ダイレクトメールのターゲットユーザーの年齢層に合わせてQRコードを掲載することで、販売促進やリピート率増加が見込めます。
参考URL:http://labolis.toppan-f.co.jp/topics/knowledge/direct/4648/
QRコードから関心度を分析する方法
ダイレクトメールに掲載するQRコードのURLの中に、Googleアナリティクスの計測用パラメーターを入れることで、Googleアナリティクスによるアクセス解析によって、関心度を分析することができます。Googleアナリティクスとは、Googleが提供しているアクセス解析ツールで、サイトやブログのアクセス解析によく使われています。
QRコードを作るときは、必ずアクセスさせたいURLから作ります。 そのURLにGoogleアナリティクスの計測用のパラメーターをつけられる専用のURL生成サイトがあります。
専用のURL生成サイトでアクセス解析用のURLに変換してから、いつも通りにQRコードを作ります。
ただし、アクセス解析用のURLはとても長いため、そのままQRコードにしてしまうと、ユーザーがアクセスした際に長いURLが表示されてしまいます。 長いURLが気にならないユーザーもいれば、怪しいと疑うユーザーもいるため、URLを短縮するツールで短くしてからQRコードにするのがおすすめです。
まとめ
ダイレクトメールにQRコードを掲載することで、販売促進や顧客獲得につなげているお店や会社が多いです。
しかし、普段からQRコードを活用している年齢層は男女ともに20代から30代が多いため、ダイレクトメールを受け取るユーザーがそれ以外の年齢層の場合は、QRコードにあまり反応してもらえない可能性が高いです。
QRコードを活用している年齢層や性別をよく知った上で、販売促進のためだけではなく、関心度を分析するためにも導入することをおすすめします。