屋外広告の種類とメリット
屋外広告とは、公衆に表示される屋外の広告の総称です。
例えばポスターや電柱広告、広告塔、ネオン、電気看板などが屋外広告に当たります。
最近ではWeb広告が人気ですが、目に付くところに表示される屋外広告もうまく利用すれば効果があるため、根強く人気です。
今回は、屋外広告の12種類やメリット、効果的に活用するためのポイントなどをご紹介します。
目次
屋外広告の12種類
屋外広告の種類は数多くあります。
ここで、屋外広告の12種類をご紹介します。
屋上広告
屋上広告とは、建物の屋上に設置する広告塔や広告板のことです。
広告面が大きく、建物の屋上に設置するため、遠くから見てもよく目立ちます。
通行人が多い駅の近くや大きな交差点付近のビルの屋上に設置されることが多いです。
壁面広告
壁面広告は、建物の壁に設置する広告です。
広告が大きいため、建物に近づくほど広告の内容が目に飛び込みます。
LEDを使った液晶画面による映像でアピールする広告が最近増えており、注目を集めています。
突出し看板
突出し看板は、建物の屋上や壁から少し突き出して設置される看板です。
突き出している分、規制が少し厳しくなるため広告の表示面はあまり大きくできませんが、目立つように設置されているので通行人の目に入りやすいです。
電柱広告
電柱広告は、電柱に設置される広告です。
電柱に密着させて巻き付けるタイプと突き出して設置するタイプがあります。
電柱は、地元の通行人が目にする機会が多いため、地域に密着した内容の広告が多いです。
建植看板
建植看板は、地面からポールなどを建てて設置する広告で、自立看板、ポール建植看板とも呼ばれています。
建物より少し離れたところに設置されることが多く、店舗や場所の誘導案内などの広告が表示されることが多いです。
懸垂幕
懸垂幕は、デパートなどの商業施設の壁に掲げられる垂れ幕タイプの屋外広告です。
イベントやバーゲンなどの告知などに使われることが多く、その商業施設や地域に関連するイベントやバーゲンなら関連性が高く、宣伝効果が上がります。
吊り下げ看板
吊り下げ看板とは天井から吊り下げるタイプの広告です。
駅のプラットホームや建物の中の天井から吊り下げられて、表示されることが多いです。
通行人の目線に近いところに表示されるため目に入りやすく、案内の広告などが適しています。
アーチ
アーチは建物の入口に設置されるゲート看板とも呼ばれる屋外広告です。
門のようなアーチが設置され、その下を人や車両が通過できるように配置されます。
よく見かけるのが商店街の入り口に設置されたアーチです。
立看板
立て看板は、イベントなどがある時に開催期間中限定で、会場や店舗の出入口に設置される屋外広告です。
敷地の外に設置することは不可能なため、壁に立てかけるかしっかりと、固定しなければいけません。
車体広告
車体広告は、電車やバス、トラック、タクシーなどのボディに設置する屋外広告です。
移動が多い車体に表示する広告のため、たくさんの人の目に触れる確率が上がります。
屋外広告のメリット
屋外広告を設置するメリットは、二つあります。
一つ目は、広告を設置する場所によってターゲットを絞れる点です。
幅広い年齢層と多くの人に広告をアピールしたい場合は、通行人が多い場所の建物に屋外広告を設置すれば、効果が上がります。
また、学生が多い街には、若い年齢層の人をターゲットにした広告を出すのが効果的です。
地域の人にとってメリットになるような広告は、その地域の電柱広告が最適です。
二つ目のメリットは、反復効果があるという点です。
屋外広告が通勤や通行エリアにある場合、反復効果によって、何度も目にするため、広告の印象が残りやすくなります。
例えば車で移動している時にドライバーは、広告を3秒で認識すると言われています。
3秒間だけでは、どんな広告なのかを判断するのは難しいかもしれません。
しかし、何度も通る道に屋外広告がある場合は、反復効果によって広告の内容が刻み込まれていき印象に残るようになります。
メリットを引き出すためのポイント
屋外広告の二つのメリットを知った上で、そのメリットを最大限に引き出すためのポイントを知っておけば、効果的に屋外広告を利用できます。
屋外広告の効果を、最大限に引き出すためのポイントをご紹介します。
わかりやすい広告を目指す
屋外広告はオシャレにまとめるよりも、見やすくまとめて情報が伝わるようにするのがポイントです。
PRしたいことが一目見ただけでわかるようにまとめることで通行している時でも、一瞬で内容を把握することができます。
内容を一瞬で把握できれば、足を止めて詳しく見てもらえる可能性が高くなります。
ターゲットに合った場所に設置する
広告のターゲットに合った場所に屋外広告を設置することで、足を止めて見てもらえる可能性が高くなります。
いくら素晴らしい広告であっても、関心を示してもらわなければ、足を止めて見てもらうのは難しくなります。
屋外広告を設置したい場所の通行人の属性や趣味嗜好などをある程度把握した上で場所を設定すると、屋外広告の効果が上がります。
まとめ
外を歩くだけで、私たちは無意識のうちにたくさんの屋外広告を目にしています。
しかし、その全ての広告に関心を示すとは限りません。
自分に必要だと思った内容の広告ならば、時間がない中でも、足を止めて数秒の間、見入ってしまうはずです。
目立つところに屋外広告を出せば、必ず効果を出せるわけではありませんので、出来るだけ有効に活用するためのコツを掴んでおくといいでしょう。