開封してもらえるDMにするためには?読ませる外観作りのコツ
現代では、ネット広告やメルマガでの集客が主流になりつつありますが、ターゲットの年齢層によってはDMでの集客率もまだまだバカにはできません。
スマートフォンやパソコンをあまり使わない高齢者にとっては、DMでの案内の方が読みやすく、セールスに繋がる確率が高いです。
しかし、DMも工夫しなければ他のDMやチラシなどと同じように扱われて、開封されないままゴミ箱行きになる可能性も十分にあります。
そうならないためには、どのようなポイントを掴んでDM作成をするべきか?
今回は、開封してもらえるDMにするための封筒や外観作りのコツをご紹介します。
目次
基本!開封してもらえるDMにするための3つのポイント
DMは丁寧に仕上げれば、必ず読んでもらえるとは限りません。
重要な書類でない限り、開封しないのが人間であり、特に現代人は忙しい毎日を生きているので、必要性のないことは省く傾向にあります。
忙しい毎日を送る現代人にDMを開封してもらうためのポイントは3つです。
1. 「安くなるの?」と思わせるお得感
2. 「何これ?」と思わせる意外性
3. 「あるある~!」と思わせる親近感
お客様はDMを手に取ってから、数秒で開けるか開けないかの判断をします。
その中でこの3つのポイントのどれかがあれば、開封してくれる確率が高くなります。
3つのポイントをアピールする工夫は、キャッチコピーや封筒の素材、造り、イラスト、写真、開けやすさ、わかりやすさに凝らしていくと、瞬時に「開封してみよう!」と思ってもらえるDMに仕上がります。
DMというと、中身の充実ばかりに気を奪われて外観のデザインが粗末になりがちですが、外観のデザインもかなり重要なのです。
封筒に少し工夫を凝らすだけで開封率がグッと上がりますよ。
それでは、開封率を上げるための工夫のポイントを順にご説明します。
インパクトあるキャッチコピーを!
お客様がDMを手に取った時に、購買意欲を湧かせるようなキャッチコピーが外観に施されているだけで「開けてみよう!」という気になるはずです。
例えば、
・○月○日までキャンペーン中!
・先着○名様まで!
・会員様限定
・ラストチャンス!
・○周年記念!
のような限定を表すキャッチコピーです。
また、お客様だけを特別扱いするような
・○○様限定
というように○○にお客様の名前を入れるだけでVIP感が増し、開封率が上がるはずです。
中身が見える封筒選びを
たとえ過去に取引履歴がある顧客であっても、お客様自身に購入などの取引の記憶が残っていないことがよくあります。
また、法人向けのDMになると取引先やDM自体の数も多く、必要性がないと判断されると手元にまで届かないこともよくあります。
そもそも、どこから届いたかわからないような郵便物を開けたいとは思いませんよね。 インパクトあるキャッチコピーがあっても「怪しそう。」と思われてゴミ箱行きが多いです。
「怪しそう。」と思われてしまう理由の一つは、中身が見えないからです。
中身を見せるのに有効なアイテムがビニール製の封筒です。
ビニール製によりある程度中身が見えるので、安心して開封できますね。
まさに、チラ見せの効果で開封率を上げるというものです。
店舗でも、中をチラ見せするような設計の方が、初めてのお客様の「どんな雰囲気のお店なのか?」「怪しくないか?」などの不安が薄れて中に入ってもらいやすくなるのです。
つまり、この心理と同じでビニール製の封筒のDMは中身がチラ見できるので、安心感が生まれ開封率が上がります。
音が鳴るもの、凹凸があるものを入れる
封筒入りのDMを手にした時に、音が鳴るものや少し凹凸があるものを入れると、中身に興味が湧いて開封してもらえる率が上がります。
例えば、可愛らしい音色の鈴ですね。
鈴の音がするだけで幸せな気持ちになりませんか?
また、植物の種も程よく凹凸があってオススメですし、これから成長していく植物もイメージでき、明るい気持ちになれます。
マーケティングは、視覚だけに訴えるものではありません。
できれば、五感をフルに使ったマーケティングですとより効果的ですが、DMでそれを果たすのは難しいですね。
この場合ですと、視覚に加えて聴覚や触覚に訴えかけて開封意欲を掻き立てるという戦略です。
もちろん、その他にも視覚以外に訴えかけるマーケティング手法があると思いますので、DMのテーマに合わせて検討してみると良いでしょう。
意外に見落としがちな“開けやすさ”
ビニール封筒で粘着性ある開封口にすると、せっかく開けようと思ったのに・・・開けにくくて断念するケースが多いです。
ビニールは引っ張るほどに伸びるので、開封口に粘着力がありすぎると伸びてなかなか剥がれなくなってしまうことがあるのですね。
そのため、最近ではビニール封筒の場合、ミシン目を施すことで開けやすくする工夫が凝らされており、開けやすさによって開封率が上がっております。
おわりに
DMは開封してもらわなければ意味がありません。
メルマガやネット広告と比較すると、開封される率が低いので、中身と同様に開封させるための工夫を外観に凝らすことが重要となります。